エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは

エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは

エンドカンナビノイドシステム(ECS)とは

エンドカンナビノイドシステムの概要

エンドカンナビノイドシステム(以下ECS)について簡単に表すと、『身体と心のバランスを保つ、コントロール指令室』といった所でしょう。

1990年代に大麻研究者により発見され、医科学における重要な発見と称されています。人間の体内に備わっている生理的システムであるにも関わらず、麻薬を研究していなければ発見することができなかったのです。 ECSに関する論文は現在では2万件を超えており、ECSは様々な身体機能に影響を与えるシステムであることがわかってきました。

エンドカンナビノイドシステムを詳しく知っていく上で、まずは「カンナビノイド受容体」と「ホメオスタシス」という2つのワードについて詳しく見ていきましょう。

カンナビノイド受容体とは、カンナビノイドを取りこんで働く器官です。 人間の身体にある様々な受容体の中でも最も数が多く、全身の様々な場所に存在してします。 カンナビノイド受容体タイプ1・カンナビノイド受容体タイプ2とあり、それぞれ「CB1」「CB2」と呼ばれ、取り込むカンナビノイドの種類や影響を与える場所が異なります。

ホメオスタシス

ホメオスタシスとは、古典ギリシャ語が由来の医療用語です。 『Homeo…同じ Stasis…状態』という意味からなる言葉であり、日本語では『恒常性』や『均衡状態』と訳されます。“身体をいつも最適な状態を保ち続ける”とイメージしていただければ、わかりやすいのではないでしょうか?

私たちは外部からの様々な肉体的・感情的・心理的なストレスを受けながら生きています。肉体的・精神的負荷や外部からのウイルスの侵入などもあるでしょう。それらの影響から、活力や健康状態を調整する機能こそがホメオスタシス(恒常性)です。 例えば人間は、気温が高く対応が上がった場合、汗をかくことで体温を下げようとします。これは身体のホメオスタシスが働いているためです。

エンドカンナビノイドシステムの働き

ECSが目指すのは、ホメオスタシスの維持(身体のバランス調整)です。

ECSが活動をはじめると、身体の中ではカンナビノイド(神経伝達物質)が産生されます。 このカンナビノイドを使って、上手な指示出しを行うことで恒常性を維持していくのです。ECSは身体中の細胞に対して適切な指示出しを行い、このバランスを取っていくいわばタスクマネージャーのようなポジションであることがわかります。

『ホメオスタシスを維持するために、神経伝達物質(カンナビノイド)を使って細胞に適切な指示を与える』これがECSです。

これらの感覚はどれもECSの影響を受けるとされており、ECSが活発に働くことで

・痛みや不安を緩和し、感情を安定させる
・局所的な抗炎症作用が生じる

とされています。

言い方をかえれば、ECSが正常に働いてさえくれていれば『炎症・痛み・骨の健康・新しい神経細胞の形成・気分・活力・脳の健康・ホルモンバランス』といった生命の基本は自然と整っていくということになるでしょう。

逆行性シグナル

ECSの働き方のポイントとして、“逆光性シグナル伝達”というものがあります。 例をあげて考えてみましょう。

これは風邪などでよく見られる、誰もが経験したことがある発熱~回復までの流れではないでしょうか。発熱後、解熱し風邪症状が緩和していくのはECSが免疫系に熱を冷ましてホメオスタシスを回復するように指示を出したからです。

他にも

・上がりすぎた血圧を低下させる
・狭窄している気道を拡張させる
・炎症を抑える
・体温を下げる

といった、身体がホメオスタシスを維持できるように“過度の反応を平常に戻す指示を出す”これが逆行性シグナルと呼ばれるECSの働き方の特徴です。ホメオスタシスの維持がベースとなっているので、“やりすぎ”が起こらないのが大きなメリットでしょう。 平常な状態に戻す指示が出されるだけであり、「熱を下げる」「血糖値を下げる」という指示がだされているわけではありませんので、下がりすぎによる別のトラブルが発生するリスクがありません。

エンドカンナビノイド欠乏症

“エンドカンナビノイド欠乏症”とは、身体の中のエンドカンナビノイド量が不足することで、ECSが十分に活動できない症状のことです。原因は、エンドカンナビノイドを作りだす際に必要となる栄養素が不足していることなどが考えられます。 エンドカンナビノイドが不足している状態では、ECSは十分に活動することができません。ホメオスタシスが崩れ、ECSが統括している体に不調をきたすことになるでしょう。

そこで注目されているのが、植物性カンナビノイドの接種です。麻から精製された植物性カンナビノイドを摂取することで、エンドカンナビノイドの不足分を補うというものです。 CBD・THC・CBNなどの植物性カンナビノイドを定期的に摂取することにより、ECSが常に活動できる状態を維持することに繋がるでしょう。

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