CBDについて知る
CBD製品の正しい保管方法を教えて!
せっかく購入したCBD製品も、正しい方法で保管をしていないとどんどん劣化が進み風味も効果も落ちてしまいます。CBD製品を劣化させる原因について学びながら、CBDリキッド、CBDワックス、CBDハーブ、CBDエディブルなどCBD製品の種類ごとの正しい保管方法について考えていきましょう。
CBD製品は劣化する?
CBDは天然成分なので、時間の経過と共に性質が変化していきます。性質が変化することによりCBDに期待されている効果も失われる可能性が高く、CBD本来の良さを得られなくなってしまいます。
また、CBD製品は天然のテルペンをふんだんに配合して、香りや風味を楽しむ仕様になっているものが多いです。このテルペンもCBDと同じく劣化しやすい成分であるため、保管方法によっては開封後短時間でその性質が変化し、開封時とは違った風味になってしまうといったことが起こります。
CBD製品は、麻由来の天然成分であるCBDやテルペンを原料としているため、いくつもの要因により“性質が変化しやすい(=劣化しやすい)”と言えるでしょう。
CBDが劣化する主な4つの原因
CBD製品を劣化させるのは、主に下記の4つが原因です。
・光
・空気
・水分
熱(温度変化)は、天然成分の性質を大きく変性させる要因となります。特に高温は物質の変化を促し、成分によっては熱分解という化学分解が起こり性質は大きく変化します。そのため、コンロの近くなど高温になる場所に置かないようにしましょう。
光も熱と同様に、物質の変性を加速させます。直射日光や紫外線でなくても、蛍光灯など部屋の光でも十分劣化の原因となるため、CBDのように変性が起こりやすい物質の保管をする際には、容器を箱や引きだしの中にしまうなどして光を遮断してあげる必要があります。
空気に触れることで物質は酸化します。酸化とは物質に酸素が化合して起こる反応で、蓋を開けた時など、空気に触れる時間が少しであっても起こる現象です。香りや風味が失われる最も大きな原因はこの酸化にあると考えられています。
そして最後に、水分は細菌の繁殖の原因となるため注意が必要です。少しでも濡れた手で取り扱ったことにより、製品に水分が混入することや使用中に舌に触れてしまうなど、ほんの少しの水でも細菌は繁殖してしまいます。
タイプ別正しい保管方法
CBDオイル
空気による酸化を防ぐ為に蓋をしっかりと閉め、冷暗所での保管が基本となります。冷暗所とは、直接日光や室内の電気の光が当たらない室温程度の場所を意味し、引きだしの中や戸棚の中などが該当します。
冷蔵庫では温度が低くなりすぎることで、オイルの部分が固まることがあるのであまりおすすめ出来ません。同様の理由で、冷凍庫も解凍時に性質が変化してしまうので避けることが推奨されます。
原料のキャリアオイルの種類によっては、10℃前後から固まることがあります。固まってしまった時には、保存容器ごとぬるま湯につけたり温かい場所においておくなどして元の液体の状態に戻してから使用しましょう。
CBDリキッド
香りが味わいのカギとなるCBDリキッドは、空気に触れる時間を少しでも短くするために使い終わったらすぐに蓋を閉めることを心がけて、酸化のリスクを極力減らすことがポイントです。
CBDオイルと同様に冷暗所で保管し、瓶の入れ替えなどは行わない方がよいです。他の製品とブレンドして使いたいのであれば、ヴェポライザーに充填する分だけその都度混ぜ合わせると良いでしょう。
CBDリキッドもキャリアオイルなど油を主原料に作られる為、CBDオイルと同様に温度管理には気をつかう必要があります。
CBDワックス
CBD製品の中でも濃度が高いワックスは、他の製品と比べて消費期限は短いと思っておきましょう。香りが飛びやすいので空気に触れる時間は極力短くし、こちらも冷暗所で保管をします。
密閉性の高い容器での保管が推奨されますが、容器の入れ替えをすることで空気や水分などのリスクが生じるため、購入時の容器のままでジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜いて保管するという方法がおすすめです。
CBDハーブ
CBDハーブも冷暗所での保管が基本となります。パウチに入っているタイプの商品も多いので、アルミホイルで全体を包むかパウチごと光を通さない袋に入れるなどして保管すると良いでしょう。
使う分のCBDハーブだけ取り出したあとは、なるべく空気を抜いて密閉させた状態で保管します。
CBDエディブル
食べる分だけ開封するのが基本ですが、より長い期間品質を保ちたい場合には小包装の製品を購入するのがおすすめです。
CBDパウダーなどを使って自分で手作りする場合は、CBDやテルペンの性質変化を最小限に抑えるためにも高温になりすぎないような調理法を心がけるとよいでしょう。
クッキーやケーキなど調理段階で高温に加熱する工程を踏むとCBDが熱で分解される可能性があります。
開封後は早めに使い切る
CBDは天然成分であるため、劣化が起こりやすい物質です。基本は冷暗所で保管し、開けたらすぐに閉めて空気に触れる時間を短くすることを心がけましょう。
いくつもフレーバーを楽しみたくなりますが、賞味期限・消費期限に関わらず開封後は早めに使いきることがCBDを上手に楽しむポイントです。