毎日の生活に欠かせない日焼け止め。化粧品やスキンケアのOEMで日焼け止めの開発、製造を考えている人に、日焼け止めのテクスチャーや、種類、効果や数値などの日焼け止めをOEMで開発するポイントや流れをご紹介します。
日焼け止めのメカニズム
紫外線を浴びることで、紫外線から肌を守るためにメラニンが大量に作り出されます。その結果、肌が黒くなり日焼けをしたり、シミ、そばかす、乾燥、たるみの原因にもなります。また、紫外線は、皮膚ガンに対して大きな影響を与えることも分かっています。
日焼け止めは、肌に降り注ぐ紫外線から、肌を守る目的で開発されています。
紫外線の種類
紫外線には3つの種類があります。OEMで日焼け止めを開発する際にも紫外線の種類であるUV-A、UV-Bの数値に着目するのがポイントです。
- UV-A・・・肌の真皮層にダメージを与え、老化の原因になる
- UV-B・・・肌に炎症を起こし、日焼けの原因になる
- UV-C・・・オゾン層でほとんど吸収されていると考えられている
スキンケアに日焼け止めが必要な理由

日焼け止めは紫外線から、肌を守るために使用します。紫外線というと、日差しが強い夏の海や山のイメージがありますが、一年中、街中にも家の中にも降り注いでいます。もちろん夏と冬を比較した場合に紫外線の強さは異なりますが、日焼け止めは、季節を問わず、一年中必要なスキンケアです。
天気が悪い雨や曇りでも紫外線対策は必要
紫外線は、晴れた日だけではありません。曇りや雨の日に、雲により紫外線が遮られているだけで、地上には紫外線は降り注いでいます。曇りの日でも晴れている日の約半分、雨の日でも20%程度の紫外線量があるといわれています。曇りだから、雨が降っていて空が暗いから日焼けはしない。という油断は禁物です。
室内でも日焼け止めは必要
紫外線は、窓ガラスを通過します。そのため、外出しないから日焼け止めを塗らなくてもいいというのは、おすすめできません。また、洗濯物を外に干す短い時間も確実に紫外線を浴びています。
外出をしない日でも、日焼け止めは、化粧水をつけるのと同じように習慣にすることをおすすめします。
焼け止めを使用しているからこその日よけグッズ
街中で、日傘を差している人を多く見かけますよね。自転車に乗っている人はサンバイザーなどを使用している人も。降り注ぐ紫外線に対して、日よけグッズはとても便利なアイテムですが、それは日焼け止めを使用しているからこそです。アスファルトからの紫外線の照り返しもあるため、日焼け止めをしっかり塗った上で、プラスアルファーとして日よけグッズを使用するのがおすすめです。
日焼け止めのSPF値とSPA値とは
日焼け止めを選ぶ際にも、OEMで日焼け止めを開発する場合にもSPF値とSPA値について理解しておきましょう。紫外線にはUV-A、UV-Bが存在します。UV-Aがシミやシワの原因になり、UV-Bは日焼けなどの原因となります。
日焼け止めは、UV-AやUV-Bから肌を守るためのスキンケアとして肌に塗りますが、その効果を現すのが、SPF値とSPA値です。それぞれの違いをチェックしてみましょう。
SPFとは
SPF(サンプロテクションファクター)は、肌が紫外線を浴びて肌が赤くなるまでの時間をどれだけ伸ばせるかを表し、UV-Bに対する数値になります。
- 最高値はSPF50
- SPF51以上の場合、SPF50+と表示されている
- 数値が大きいほど、効果が高くなる
SPAとは
SPA(プロテクショングレイドオブUVA)は、肌を黒くし、ツヤ、ハリに影響を与えつ紫外線を防ぐ指数を表しています。SPAの数値はPA+で表しています。
- PA++・・・UV-A防止の効果が、かなりある
- PA+++・・・UV-A防止の効果が非常にある
- PA++++・・・UV-A防止の効果極めて高い
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤(ノンケミカル処方)とは
日焼け止めに使用される、紫外線を防ぐ成分は紫外線吸収剤とノンケミカル処方と呼ばれる紫外線散乱剤の2つあります。それぞれの特徴やメリット、デメリットを比較しましょう。
紫外線吸収剤
日焼け止めに紫外線吸収剤を使用することで、紫外線を一度吸収してから熱エネルギーに変化させた後に、紫外線を放出させることで、肌が紫外線の影響を受けないようにする。
日本国内の多くで紫外線吸収剤を使用した日焼け止めが開発、製造し販売されている。
- SPFが高い日焼け止めに使用されている
- 少量の使用で紫外線を防ぐ効果が高い
- 白浮きしないので使いやすい
- 肌がデリカートな人には、刺激に感じることがある
紫外線散乱剤(ノンケミカル処方)
肌の上にバリアを作り紫外線を乱反射させて、紫外線が肌内部に入るのを防ぐ。オーガニックを好む人、肌がデリケートな人におすすめの日焼け止め成分です。
- 低刺激で肌への負担が軽い
- 小さなお子さまにもおすすめ
日焼け止めの種類
日焼け止めは、使用する季節、塗る部位によって適した種類がありテクスチャーも異なります。肌なじみのよさ、保湿効果も含めて検討するといいでしょう。
日焼け止めをOEMで開発するポイント
日焼け止めをOEMで開発、製造する際には、どんなシチュエーションで使用する日焼け止めにするかが大きなポイントになります。日焼け止めの使いやすさはもちろんですが、SPF値やSPA値が高ければ良いわけではなく、日焼け止めは、使用するシーンや目的に合わせて使い分ける必要性があります。
- 日焼け止めのターゲット
- 使用するシチュエーション
- どのような日焼け止めを開発したいか
- 日焼け止めのブランドイメージ
- 販売方法(EC販売、店頭販売)
日焼け止めをOEMで開発製造する流れ
日焼け止めをOEMで開発する際に、どんな日焼け止めを作りたいかヒアリングが大切です。日焼け止めの成分、使用感、容器やパッケージなどのデザインです。
- 日焼け止めのコンセプト
- 日焼け止めの成分、処方
- OEMで製造するロット数
- OEM費用、予算
- 納期
- 容器、デザイン
日焼け止めを小ロットで開発。試作品で納得のいく商品開発
武内製薬では、化粧品、医薬部外品のOEM実績から、お客様のご要望に応じた日焼け止めの提案をいたします。処方から薬機法に関するリーガル、デザインまでおまかせください。









