メイクアップ化粧品、オリジナルコスメを開発し製造する場合、自社生産ではなくOEMメーカーに委託するというケースが増えてきています。OEMメーカーに委託することで、個人でも理想のメイクアップ化粧品、オリジナルコスメブランドを立ち上げることができます。OEMメーカーに委託するメリットや、OEMメーカーの選び方についてご紹介します。
オリジナルコスメブランドを立ち上げるならOEMがおすすめ
オリジナルコスメブランドの立ち上げや、メイクアップ化粧品やコスメを製造する際にOEMメーカーに委託するメリットとして、費用コストの削減、複雑な手続きが不要、在庫のリスクの軽減、販売業務に専念できるという利点あります。
初期投資のコストを大幅に削減
オリジナルコスメブランドを立ち上げてメイクアップ化粧品やコスメを製造したいと考えた場合、一番の問題が、初期費用です。もちろんメイクアップ化粧品のアイテムなどの処方や販売経路を考えることも大切ですが、メイクアップ化粧品やコスメを製造する工場が必要になります。
製造工場を建てる工場、設備を整えるのには、多額の費用が発生します。また、メイクアップ化粧品やコスメに限ったことではなく、製造工場を立ち上げるのには、安全性が求められるため、薬機法や建築基準法などの法令で定められた要件を満たすことが必要になります。
工場を立ち上げるとなると、それまでに長い期間と費用が掛かりますが、初期投資はそれだけではありません。工場や設備の維持費、製造を管理する専任者、従業員の雇用も必要となります。
製造、販売許可の取得が不要
自社工場でメイクアップ化粧品やコスメを製造する場合、化粧品製造業や化粧品製造販売業許可の取得が必要になります。また、製造した化粧品などの品質不良や不正表示、虚偽誇大広告などの指導、取り締まりを目的とした、薬事機動班の実地調査を受けることもあります。OEMに製造を委託することで、複雑で時間のかかる手続きが不要になります。
- 化粧品製造販売業許可
- 化粧品製造業許可(1号区分)
- 化粧品製造販売届
- 自社工場で製造から出荷まで行う場合に必要な許可と届出
- 化粧品製造許可を持つOEMメーカーに製造を委託し、自社で販売のみをする場合は、許可などは、不要です。(製造したアイテムのラベルには実際の製造者名が入ります)
経営を左右する在庫リスクの低減
新しい商品を開発しても、製造ロット数と販売実績に開きがあり、在庫を抱え過ぎてしまうと経営に影響を及ぼします。小ロットから製造できるOEMメーカーなら、在庫過多のリスクを回避でき、またOEM費用を抑えることも可能です。とくに初めてのアイテムの場合、小ロットでのOEM製造を委託し、その後の動向に応じてロット数を増やして再度、OEM委託先でロット数を増やした追加契約をすることも可能です。
- ロット数はOEMメーカーによって異なる
- 小ロットにすることで、一個当たりの製造単価が上がり、利益率が下がることもあるので注意
販売業務に集中できる
新しくブランドや商品を開発する際には、販売するための企画や、販路の開拓、顧客対応など、製造以外にも多くのやるべきことがあります。OEMメーカーにメイクアップ化粧品やコスメの製造を委託することで、販売業務に集中することができます。
ビジネスチャンスを逃さない
オリジナルコスメ化粧品開発は、処方だけでなく、容器、充填、デザイン、包装まで考えて対応してくれる業者を手配し、スケジュールの調整をしなければなりません。OEMメーカーに委託することで、トータルで手配、調整をしてもらえるので、手間を省け、新コスメブランドの立ち上げ、新商品の販売をスピーディーに進めることができます。
最新の市場動向を知ることができる
OEMメーカーは、どのような人がどんな商品を求めているか、何が売れるか、市場の動向を常にリサーチしています。そのため、ターゲット層が求めている商品の開発力に長けているため、売れるメイクアップ化粧品への近道のアドバイスを得ることができます。
ビジネスリスクを回避できる
メイクアップ化粧品やコスメは、薬機法、景品表示法などの知識が求められます。十分な理解がない場合、大きなリスクを抱えることになります。OEMメーカーに委託することで、専門的なアドバイスを受けることができるので、ビジネスリスクを回避することができます。
メイクアップ化粧品OEMメーカーの選び方のポイント
オリジナルブランドコスメを立ち上げる、新たにメイクアップ化粧品を開発製造する場合、委託するOEMメーカー選びが重要です。選ぶ際に最も重要な３つのポイントを必ず確認しましょう。
- 開発したいメイクアップ化粧品をどこまでこだわれるか
- 最小ロット数とOEM費用
- 納品までの期間
メイクアップ化粧品をどこまでこだわれるか
OEMのメリットは、費用コストを下げて、オリジナルのメイクアップ化粧品を製造、開発することです。どんな商品を開発したいか、ターゲット層について明確にしておくことが前提です。
OEMメーカーによって、製造できるメイクアップ化粧品の種類が異なっていたり、容器の選択肢の幅が限られていることもあります。どんなメイクアップ化粧品にしたいかを踏まえて、OEMメーカーに問い合わせをしましょう。
メイクアップ化粧品のOEM小ロット数と費用を確認
OEM製造のロット数を確認しましょう。OEMメーカーによって、製造したいアイテムの最小ロット数は異なります。OEMのロット数を少なくすれば、製造コストは下げられ、OEM費用を抑えることができますが、コスト割れを起こすこともあります。最小ロット数に目を向けるのではなく、利益が出るロット数にすることが大切です。
納品までのおおよその期間を確認する
オリジナルメイクアップ化粧品をOEMメーカーに委託し、納品するまでのおおよその期間も確認しましょう。OEMでメーカーとは、下記の内容の打ち合わせが必要となります。
- OEM製造ロット数の決定
- メイクアップ化粧品の処方を決定
- 容器やパッケージ、デザインの決定
- 薬機法のチェック
メイクアップ化粧品ブランド立上げは武内製薬のOEM
武内製薬では、メイクアップ化粧品だけでなく、医薬部外品、化粧品のOEM製造を受託しています。
化粧品ブランドを立ち上げるには、資金や専門的な知識が求められますが、武内製薬が処方開発から、薬機法、景品表示法、オリジナルデザインまでトータルでサポートいたします。
個人の化粧品ブランドプロデュースもOEM受託しています。お気軽にお問い合わせください。
