洗濯洗剤・柔軟剤について学ぶ

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衣替えの後の衣服に洗濯は必要?みんなはどうしてる?

衣替えで出した服は、一度洗ってから着ていますか?それともそのまま着ていますか?
綺麗に洗ってからしまっても長期間置いておくことで衣類には様々な変化が起きています。正しい衣替えの手順や、衣替え後の服の取り扱いについての知識を深めていきましょう。

衣替え後の衣類

「衣替え」とは季節の変わり目に行うもので、もう着なくなるであろう衣類をしまい、これから着る衣類を出す行為のことです。多くの人はしっかりと洗って綺麗にした状態でしまっていることでしょう。

では、しっかりと洗ってからしまっていれば出した時も綺麗なままなのか?というと、そうではありません。長期間置かれた服は、繊維の奥に残っていた皮脂や洗剤カス・湿気を餌にダニやカビが繁殖していることが多く、見た目は綺麗でも目に見えない虫や細菌で汚れています。
「防虫剤や除湿剤を使って、圧縮袋に入れて管理している。」という方も多いと思いますが、よっぽど厳重にしまい込まない限り、ほとんどの場合ダニが繁殖していると考えて良いでしょう。また、ダニとカビが好む環境は非常に似ていることやダニがカビを餌とすることなどから、ダニとカビは相乗効果的に発生しやすいと言われています。

他にも、落としきれなかった皮脂や汗が酸化して、長期間しまっていた時の特有のニオイを作りだしていることも少なくありません。

衣類によるアレルギーリスク

ダニやカビが繁殖した服をそのまま着ているとどのようなリスクがあるのでしょうか?

ダニ

器官症状
目ヤニ、かゆみ、充血、まぶたの腫れ、結膜炎
鼻づまり、鼻水、くしゃみ、アレルギー性鼻炎
気管支咳、気道の炎症、気管支喘息
皮膚かゆみ、湿疹、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎

ダニアレルギーとは、ダニの死骸やダニの糞などを吸い込むことで体内の免疫機能が過剰反応しアレルギー症状が出る事を言います。吸い込む量が多ければ多いほど発症のリスクが高まります。
上記のような様々な症状を伴い、原因となるダニの死骸やダニの糞が付着した衣類や寝具を使っている限り症状は改善されません。

洗濯機で洗うことで、ダニおよびダニアレルゲン物質(死骸や糞)のほとんどは除去することができます。
掛け布団や毛布などは繊維の奥に入り込んで取れないものもありますが、一般的な衣類やシーツなどは洗濯機の水流で洗い流すことが可能です。

カビ

見た目には大丈夫でも、衣替え後の服は繊維の奥でカビが繁殖している可能性があり、カビの胞子を吸い込むことでカビアレルギーの発症に繋がります。

カビを退治するのに効果的なのは、酸素系の漂白剤です。洗濯の際に、漂白剤を加えて洗濯機で洗いましょう。目に見えてカビが生えてしまっている場合には、アルコールスプレーを多めに拭きかけてあげると非常に効果的です。

防虫剤の効果

防虫剤をしっかりと入れているのに、なぜダニやカビが繁殖してしまうのか?と疑問に思った方も多いでしょう。
実は防臭剤の基本的な効果は、「イガ」や「コイガ」と呼ばれる衣類を食べてしまう虫を寄せ付けないというものです。イガやコイガが嫌がるにおいや成分を発することで衣類に虫を寄せ付けないというものですが、このにおいや成分はダニやカビには効果を発揮しません。
ものによっては、ダニやカビを予防する成分が含まれているものがありますが、そのように特別な表記がない場合には衣類を食べる虫を寄せ付けないことに特化した作りになっているのでダニやカビには効果がありません。

正しく衣替えをしよう

正しく衣替えを行うことは、衣類を長持ちさせるだけでなく家族のアレルギー発症を予防することにも繋がります。

洗濯後の衣類は、しっかりと乾燥させて水分を残さないようにします。衣替えでしまうために洗った衣類は普段よりも長い時間天日干しをして十分に乾かすと良いでしょう。
防虫剤や除湿剤を上手に活用し、衣類を詰め込み過ぎないようにするのもポイントです。詰め込みすぎると湿気が籠りやすくなることに加えて、防虫剤の成分も行き渡りにくくなってしまいます。収納ケースの8分目程度を目安にすると良いでしょう。

衣類は洗濯をしてから着用しよう

綺麗に洗ってしまっていても、ダニや残っていた皮脂の酸化臭など、あまりそのまま着ることが推奨される状態ではありません。アレルギーの発症を予防するという意味でも、一度水通しのような感覚で洗濯して汚れやニオイを取り除いてから気持ちよく着用しましょう。

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