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服に付く虫【衣料害虫】について学ぶ

衣類に穴をあけてしまう虫のことを、衣料害虫と呼びます。これらの虫はどのような経路で私たちの衣類に付着するのか・そして予防対策はどのようにするべきなのか、大切な衣類を守るために知っておくべき情報をまとめました。

衣料害虫とは

衣類の繊維を餌とする害虫のことを“衣料害虫(いりょうがいちゅう)”、衣類が喰われて穴が開いてしまうことを“食害”と呼びます。

害虫は基本的に、ウールやシルクといった動物性の繊維を好みます。これは、動物性の繊維には栄養源となるたんぱく質が含まれているためです。同様の理由から人間の皮脂や垢、髪の毛なども栄養源となってしまうため、これらが付着していると綿や化学繊維の衣類も被害に遭うことがあります。被害にあった衣類の至るところには、いわゆる「虫食い」と呼ばれる小さい穴が開けられてしまいます。

成虫は他の虫と同様、屋外に生息しており、幼虫から成虫に成長すると、花の蜜などを吸って生活するため、害虫としてのカテゴリからは外れます。
侵入経路としては、洗濯物を干している間や服の着用時に成虫が服につき、そのまま家の中に持ちこまれるケースが大半だと考えられています。侵入した成虫は、幼虫にとって暮らしやすい環境となりそうな場所を狙って、数日間に渡って一日に50~100個近い数の卵を産み付けます。

害虫の種類と被害

現在日本では、4種類の衣料害虫が確認されています。

カツオブシムシ類

太陽の光や花を好み、屋外の様々な場所に生息します。名前は鰹節を好み、保存状態の悪い鰹節の中で大量に繁殖していた事例に由来していると言われています。
実際にカツオブシムシの幼虫は大袋の鰹節や乾物・小麦粉など袋の中で繁殖するケースも多く報告されていますが、たんぱく源となるものであれば基本的に何でも食べるので、人間の髪の毛やふけ・皮脂なども栄養源としています。
成虫になると、光を好むため明るい屋外の中でも特に白っぽい色の花を好みます。

ヒメマルカツオブシムシ ヒメカツオブシムシ
幼虫 体長4㎜程 赤褐色 体長5㎜程 赤褐色
成虫 体長2.5㎜程 
黒い身体に白や黄色の斑点
テントウムシのような見た目
体長4㎜程 
黒色 
テントウムシのような見た目
産卵時期 4月~6月 5月~7月
産卵数(1日) 40個~60個程 50個前後

幼虫として過ごす期間は約300日程で、脱皮を繰り返し成長していきます。栄養状態によっては幼虫のまま2年近く過ごすこともあり、生命力が非常に強いという特徴があります。燻煙タイプの殺虫剤を使った程度では駆除できません。成虫となってからの寿命は数か月程度です。

イガ類

鳥の巣に生息していることの多い虫で、野生の雀や鳩などの身体について様々な場所に運ばれます。ベランダの近くに鳥の巣がある家庭は、注意が必要です。成虫になっても明るい光は好まないため、室内においてはホコリが溜まっている場所や家具の裏などに生息します。
イガ類は動物性繊維の主成分であるケラチンや化学繊維のナイロン・綿など幅広い種類の繊維を消化し栄養源とすることができます。

イガ コイガ
幼虫 体長7㎜程 白~薄橙
頭が黒っぽい
体長7㎜程 白~薄橙 
頭が赤~橙っぽい
成虫 体長4㎜程 灰色~黒 
蛾のような見た目
体長8㎜程 白~薄橙 
頭が赤っぽく羽は灰色
産卵時期 5月~10月 5月~10月
産卵数(1日) 50個前後 80~100個

幼虫は、繊維を噛み切って糸を作りだし、繭のような巣を作って生活します。幼虫の期間はあまり長くなく、孵化後1ヶ月~2ヶ月程度で成虫に成長します。成虫になった後はすぐに交尾をし産卵をすることができるため、一度イガ類に住みつかれてしまうとあっという間に繁殖を繰り返し、長い間、大きな被害を受けることとなるので注意が必要です。

繁殖しやすい環境とは

春から夏にかけての温かい時期に活発に活動します。近年では、スノコやタンスを使った通気性の高い収納を取り入れた居住環境が少なくなり、マンションなど気密性の高い環境が増えたことで、衣料害虫による被害も増加傾向にあると言われています。

衣料害虫の被害を防ぐには

外干しをした洗濯物は、一度はたいてから取り込むことを習慣化させると良いでしょう。コートなど頻繁に洗わない衣類は、クローゼットにしまい込むのではなく軽くはたいてからラックにかけるなど屋内にしまわないことが推奨されます。

衣替えなどで長期的に衣類をしまいこむ前には、食べこぼしや汗・皮脂などが残ったままにならないよう、しっかりと汚れを落としてからしまうことを徹底しましょう。その上で、除湿剤や防虫剤を正しく使い、クローゼットの中を害虫が好まない環境にしておくことも非常に有効です。

害虫は持ち込まないのが鉄則

食害を及ぼすこれらの虫は決して珍しくはなく、どこにでもいる一般的な虫です。
屋内に持ちこんでしまうと、気づかないうちに繁殖してしまい大切な衣類に穴をあけられてしまいます。衣類は綺麗な状態でしまうこと・外から帰ったら家に入る前に一度全身を軽く叩くことなどを習慣化させ、家の中に虫を持ちこまないように気を付けましょう。

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