洗濯洗剤・柔軟剤について学ぶ

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濃縮洗剤とは?特徴やメリット・デメリットをチェック!

1回の使用量が格段に少なく済む液体洗剤が開発され、「濃縮洗剤」として活躍しています。濃縮洗剤のもつ他の洗剤にはない特徴や、それに伴うメリット・デメリットを考えていきましょう。

濃縮洗剤とは

濃縮洗剤とはコンパクト洗剤とも呼ばれ、一般的な液体洗剤の水分量を減らしたものです。
一般的な液体洗剤は、洗剤の全体の約7割が水で出来ています。これは、洗剤の主成分である界面活性剤の溶解度が関係しており、水の量を少なくすると液体の状態を保てなくなるためです。洗剤の量をかさ増しするためではなく、洗剤を液体の状態で維持させるために必要なことなのです。

近年、科学の進歩により水を減らしても界面活性剤を結晶化しない作り方が開発されました。これにより完成したのが今回のテーマである「濃縮洗剤」です。定義としては洗濯に使う水30ℓに対して5㎖〜10㎖程度の量で済む洗剤のことを濃縮洗剤と表記します。

従来7割ほどの水が必要だったのに対し、必要な水の量を一気に減らすことができたのは化学物質による働きです。界面活性剤を少ない水でもしっかりと溶かし、液体の形状を安定させるため多くの化学物質が使われています。

濃縮洗剤のメリット

水に溶けやすい

成分が濃縮されている分、水に溶けにくいように感じますが、実は通常の液体洗剤よりもムラにならず水の中で綺麗に広がっていく性質をもっています。
これは、濃縮洗剤を作る際に使われている界面活性剤をより少ない水に溶かすための技術によるものです。複数の化学物質の働きにより、安定性が高く水と馴染みやすい性質を持つ形になっています。

購入の手間が省ける

1回の購入で、従来の液体洗剤よりも長く使うことができるので購入頻度が減るのもメリットの1つです。1回の洗濯で使う使用量が圧倒的に少ないので、1回の購入で、長く使うことができます。
また、従来の液体洗剤に含まれていた多くの水がカットされている分、パッケージもコンパクトです。重たい思いをしていくつも洗剤を購入していたという方には、軽くて長持ちする濃縮洗剤がおすすめです。

すすぎは1回でOK

濃縮洗剤は基本的にすすぎ1回でOKと表記されています。これは、洗剤の量が少ないため1回のすすぎで十分に洗い流すことができる為です。
すすぎが1回で済むということは、洗濯時間の短縮や水道代・電気代の節約にもつながるなどメリットが大きいポイントとなります。

濃縮洗剤のデメリット

購入価格が高い

濃縮洗剤は、パッケージもコンパクトなものが多く収納の場所を取らないというメリットがあります。その一方で、小さいボトルの割に他の洗剤よりも高めの値段設定となっている濃縮洗剤の価格面をデメリットだと感じる方は多いでしょう。

確かに洗剤の量で比較すると、液体洗剤よりも濃縮洗剤の方が圧倒的にコスパは悪くなります。しかし洗濯機の水量に対して1回に使う量が異なる以上、内容量だけで比較するのは適切ではありません。
濃縮洗剤と液体洗剤のコスパを比較する時に基準とするべきポイントは「何回洗濯できるか」という点です。この点をしっかりと比較すれば濃縮洗剤の方がお得ということが分かるでしょう。

化学物質が多い

一般的な粉末・液体洗剤と比べ、濃縮洗剤には非常に多くの化学物質が入っています。そのため、洗剤のすすぎ残しが肌に触れると刺激性が高く肌が荒れるリスクがあります。
一般的にはメーカーの定める規定量を守って使用していれば問題ありませんが、敏感肌の方や乳幼児の肌着など直接肌に触れる衣類には使用を控えるべきだという声もあります。

化学物質によるアレルギー反応を予防するためにも、洗剤の入れすぎには注意が必要です。
界面活性剤や酵素は、水量に対する規定量が最も効果を発揮できるため多く入れたからといって綺麗になるというワケではありません。入れすぎることは衣類のダメージやすすぎ残しの原因となるためおすすめできません。洗浄力を高めたい時には、酸素系の漂白剤をプラスするなどし、濃縮洗剤は入れすぎないようにしましょう。

用途に合わせて賢く洗剤を選ぼう

化学の進歩により、私たちの生活はより豊かで便利なものになりました。洗濯洗剤も年々改良が進み、より利便性・洗浄力の高いものが多く開発されています。
メリットが多い一方で、化学物質によるアレルギー反応などデメリットも複数報告されています。製品の性質をしっかりと理解し、上手に利用していきましょう。

武内製薬では、洗濯洗剤・柔軟剤の商品開発からOEM製造、マーケティングまで、幅広いサポートをしています。

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