CBDについて知る

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CBD【鎮痛効果】のメカニズムを解説

頭痛や関節痛、生理痛の痛みが軽くなれば生活のQOLが上がると考えている人は多いでしょう。CBDにはストレス軽減だけでなく、鎮痛効果が期待されています。
私たちの感じる痛みと、CBDに期待される鎮痛効果のメカニズムについて解説します。

痛みを感じるメカニズム

私たちの身体が痛みを感じる仕組みは、大きく分けて2つのパターンがあります。細胞が傷つくことにより発生する痛みと、細胞や神経に炎症が起こることによる痛みです。

複数ある発痛物質の中でも、特に発痛増強の力があるとされる有名な物質がプロスタグランジン(PG)です。プロスタグランジンが脳まで届けられることで、私達はその感覚を痛みとして認識し痛みを感じます。

プロスタグランジン自体が発痛物質として脳に痛みとして認識される他に、損傷部分を熱や腫れなどの炎症症状を引き起こす働きがあります。また細胞組織が損傷または炎症している時に発生するブラジキニンという物質も発痛物質として働きます。プロスタグランジンと相互的に作用し、より痛みや炎症を強くさせます。

例えば、片頭痛や群発頭痛などは、首や頭部の筋肉が緊張することや頭部の血管拡張による神経の炎症が原因だと考えられています。この炎症によりプロスタグランジンが生成されて痛みが生まれ、プロスタグランジンがグラジキニンを刺激することでさらに多くのプロスタグランジンが生成され痛みが激し続くという仕組みだとされています。

鎮痛剤の種類とリスク

痛みを感じることは生物として正常なことではあるもの、痛みが不快であることには変わりありません。慢性的な片頭痛に悩まされている人や、神経痛・関節痛で思うように行動できないという方も多いでしょう。

そこで痛みを和らげ、日常生活を円滑に過ごすために処方されるのが鎮痛剤です。鎮痛剤にもいくつかの種類がありますが、発痛物質(PG)の生成を抑制することで痛みを和らげるという働きが一般的です。 ロキソプロフェンやイブプロフェン・アスピリンといった痛み止め成分はこの働き方をします。

一方でアセトアミノフェンやオピオイドといった鎮痛物質は、また違った作用機序を持っています。脳内で痛みを感じる部分を麻痺させることで痛みを和らげる働き方や、神経内の特殊な受容体と結合することで鎮痛効果を発揮するものもあります。

いずれにしても、鎮痛剤とは痛みの原因となっている炎症や損傷を緩和するものではなく、発痛物質による刺激を感じないようにしているだけに過ぎないのです。これらの鎮痛剤は、分解の過程で肝臓に負担がかかることでの肝障害や、鎮痛成分によって胃粘膜が荒れることでの胃腸障害が起こることがあります。

CBDが疼痛を和らげる?

CBDに疼痛を和らげる効果があると期待されています。CBDの人気が世界的に高まっている中、人々がCBDを求める理由はたくさんあります。中でも上位にくるのが「人々が疼痛の緩和を求めている」ことだと言われています。CBDの持つ、疼痛を抑える効果すなわち鎮痛作用については世界中で非常に多くの研究成果が報告されています。

鎮痛効果は、CBDだけに期待されているわけではありません。麻に含まれるCBD以外のTHCやCBC・CBNなどのカンナビノイドも疼痛に効果を発揮すると考えられています。カンナビノイドの中には、体内で直接受容体に働きかけを行うことができるため一定の薬理効果を発揮することができる物質があります。
しかしCBDにはそのような特徴がなく、受容体に対して直接作用することができません。ではCBDが疼痛に効果を発揮すると言われているのには、どのようなメカニズムがあるのでしょうか。


CBDの働き方

CBDは疼痛知覚に関与するCB1受容体という部分に直接結合することができません。そのため痛みという感覚を感じなくさせる本来の鎮痛剤と同じような働きを行うことはできないのです。そのためCBDは抗炎症という働きをベースとして、痛みを和らげていきます。

CBDには、抗炎症効果があるとされています。体内に取り込まれたCBDは、血流にのって全身を巡る中で炎症が起こっている箇所があれば、炎症を鎮めるために働きます。

例えば、足首の捻挫による痛みということであれば、炎症を鎮めることで発痛物質の生成も抑えられ、自然と痛みを抑えるという働きを担います。頭痛など神経の圧迫や損傷による慢性痛にも、神経の炎症を鎮めることで同様の効果を発揮していくことがわかっています。

また、CBDはセロトニンという脳内のホルモン物質が分解されるのを阻害する働きを持っています。セロトニンとは、神経系内で痛みを制御する働きを持つ物質です。CBDがセロトニンの分解を阻害することで、身体が使えるセロトニンの量を自然に増やすことができます。これにより、痛みを和らげることに間接的に効果を発揮しているのではないかと考えられことます。

CBDの痛み緩和に対する働き方はは、非常に自然で、痛みの根本的な原因に働きかけをしてくれると考えることができます。発痛物質による刺激を無理矢理ブロックするという方法ではなく、炎症自体を鎮めることで痛みを和らげていくという働き方なので、身体への負担が少ないというメリットもCBDが求められる理由の一つではないでしょうか。

身体の負担が少ない

CBDは、一般的な鎮痛剤とは違った作用機序で痛みの元に働きかけることができるとされています。胃の炎症や依存といったリスクがなく、身体のバランスを整えるという意味でもCBDを日常的に摂取することはおすすめです。
慢性的な痛みや疼痛に悩まされている方は、CBDの働きに期待をしてみてはいかがでしょうか。






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