プロテインについて学ぶ
グラスフェッドプロテインをOEMで選ぶメリットは？人気な理由を解説
プロテインを生活に摂り入れる人は、健康や美容など身体によい物を選びたいという、意識の高い人が多い傾向にあります。日常的に摂取するプロテインには、WPC(ホエイプロテインコンセントレート)、WPI(ホエイプロテインアイソレート)、WPH(ホエイプロテインハイドロリセート)カゼインプロテイン、ソイプロテイン、酵母プロテイン、ビープロテイン、コオロギプロテインなど多くのプロテインがあります。
グラスフェッドプロテインは、WPIやWPC、カゼインプロテインに含まれる動物性タンパク質のプロテインです。より高品質で、安全性の高い原料で製造された動物性プロテインを求めている人をターゲットにしたオリジナルプロテイン商品を作りたいとお考えの人におすすめです。
武内製薬ではグラスフェッドプロテインの開発からOEM製造を受託しています。
グラスフェッドプロテインとは？
グラスフェッドとはgrass fedの通りのびのびと放牧で自然に生えた牧草を食べて育てる放牧飼育を意味しています。広大な草原や緑豊かな牧草が青々と生え茂った場所で、悠々と過ごしている牛の姿を想像してみてください。
グラスフェッド(放牧飼育)により育てられた牛から作られた牛乳をグラスフェッドミルク(牛乳)、牛肉をグラスフェッドビーフと呼び、放牧飼育された牛の乳清タンパク質を原料に製造されたのが、グラスフェッドプロテインです。また、グラスフェッドは牛に限定されておらず、ブタ、ダチョウなども育てられています。
グラスフェッドプロテインのメリットとは？
プロテインは原材料によって、摂取する目的が変わります。プロテインを新しく開発しOEMで製造するなら、ターゲット層をどこに焦点を当てるかによって、プロテインの原料を決めることになります。
グラスフェッドプロテインのメリットをご紹介します。
良質なタンパク質
牛舎のなかで檻に囲まれて決まった範囲で飼育される牛と、自由気ままに歩ける放牧飼育された牛では、どちらが牛にとってストレスが少ない飼育方法でしょうか。乳清タンパク質を原料としたホエイプロテイン(WPI・WPC)やカゼインプロテインは、一定の場所での飼育がほとんどりなります。
檻の中や決まった範囲内だけの生活では、牛にとって運動不足になりますし大きなストレスが掛かり、牛としての質が低下してしまうこともありますので、牛にとってもストレスは大きな問題です。またグラスフェッドで、自由に歩きながら多くの種類の草や草に潜んでいた小さな昆虫を牛が食べることによりコントロールされた餌に劣らない栄養を得ています。
栄養素が豊富である
グラスフェッドで飼育された牛は、自然界から豊富な栄養を得ています。ベータカロテン、ビタミンE、オメガ3脂肪酸が多く含まれており、筋肉のサポートだけでなく健康維持にも大きな働きをしてくれます。
体内でビタミンAに変化するほか、がん予防やアンチエイジング効果に期待されている。
血管や肌、細胞の老化防止に期待を集めている。
悪玉コレステロールの減少、善玉コレステロールの増加が期待されている。
有害物質摂取のリスク低下に期待できる
グラスフェッドプロテインの大きなメリットは、牛に成長ホルモン剤や抗生剤を打つリスクを回避しやすいことです。グラスフェッドにより牛にストレスが溜まりにくい、運動不足になりにくいことがメリットですが、牛が運動不足になったりストレスが掛かり続けると、成長が思わしくなかったり、免疫が低下し病気になりやすくなります。
とくに檻の中で飼育されている牛の環境は、清掃が行われていても24時間クリーンな状態とは言い切れないでしょう。檻の中で糞尿の排泄をし、檻の中で体を休めるのですから、衛生的な面で考えても感染症のリスクが高くなるため、抗生剤の投与は避けられないのが現実なのかも知れません。
牛に成長ホルモン剤や抗生物質を打つと、牛の体や、牛から作られた製品を通して、私たち人間の体内に入り込みます。もちろん安全基準を満たした量であっても、なるべく有害と考えられるものは摂取したくないですよね。
グラスフェッドの場合、牛のストレス軽減、衛生面、有害物質摂取のリスク回避などを考えてもとても大きなメリットがあると考えられます。特に、お子さまに不足がちなタンパク質を動物性プロテインでサポートしたいと考えている人にも安心感があるのがグラスフェッドプロテインです。
また、プロテインを毎日摂取することで太ると思っている人にも、どうしてプロテインがおすすめなのか知り、食事だけでは補うことの難しタンパク質を高品質なクラスフェッドプロテインで積極的に摂取することの魅力を感じていただきたいです。
グラスフェッドプロテインにデメリットはある？
グラスフェッドプロテインにデメリットは、あるのでしょうか。グラスフェッドプロテインのメリットが大きいので、デメリットがあるように感じませんが、グラスフェッドプロテインのデメリットについて考えてみます。
他のプロテインより価格が高い？
グラスフェッドプロテインは、他のプロテイン原料と比較するとやや高い傾向にあります。健康志向が高い人に好まれるオーガニック有機野菜や、安全性の高いのいわれる牛肉の価格が、高いとされているのと同じことです。
グラスフェッドプロテインの価格が少し高くても、良質で安全性が高いと考えれば、グラスフェッドプロテインの価格がデメリットではないでしょう。
過剰摂取しても意味がない
プロテインを多く摂取すればするほど、健康や美容に良いと間違った知識をお持ちの人がいますが、グラスフェッドプロテインに限らず一日の摂取量を超えてプロテインを摂取することはおすすめできませんし。
プロテインの過剰摂取によるデメリットとして、カロリーオーバーしてしまいます。グラスフェッドプロテインを摂取する目的に合わせて、一日の適量をあらかじめ確認しておきましょう。
グラスフェッドプロテイン以外の種類や特徴は？
グラスフェッドプロテインの他にも多くのプロテインがあります。原材料ごとに分かりやすく解説します。グラスフェッドプロテインの特徴とその他のプロテインを比較してみましょう。
OEMでプロテイン商品を作る際に原料の特徴を比較することも大切です。
ホエイプロテイン
ホエイプロテインは、牛乳のタンパク質からつくられた動物性タンパク質のプロテインです。料理用のざるにヨーグルトを入れ水切りした際に、水分として溜まっているのがホエイで、必須アミノ酸9種類を含み、水溶性で吸収が速いのが特徴です。トレーニング時に必要なロイシンが豊富なので運動やトレーニングにおすすめのプロテインです。
乳糖を多く含むため、乳糖不耐症の人には向かない。
WPCより吸収率が早くタンパク質濃度が高い。
別名:加水分解ペプチドと呼ばれホエイ含有率が高い。
カゼインプロテイン
ホエイプロテインと同じように牛乳から作られるカゼインプロテインは、タンパク質量は80％です。ガゼインプロテインは、不溶性で水に溶けにくく身体への吸収速度が緩やかで満腹感を得られると人気です。
ソイプロテイン
大豆から作られた植物性プロテインの代表といえば、ソイプロテインです。ホエイプロテインでお腹を壊しやすい人にもおすすめです。カゼインプロテインと同じように吸収が穏やかなのでダイエットや健康維持に期待した美容向けプロテイとして支持を集めています。
酵母プロテイン
酵母プロテインは、タンパク質だけでなくアミノ酸含有量も豊富です。食物繊維も多く含まれているのも特徴で、腸内環境を整えたいと考えている人、ダイエットを考えている人に向いているプロテインです。
ピープロテイン
エンドウ豆から作られた植物性プロテインのピープロテインは、タンパク質、ビタミンB群、ビタミンEが多いのが特徴です。また牛乳や大豆にアレルギーがある人でも、エンドウ豆はアレルギーが少ないとされています。大豆アレルギーのあるヴィーガン、ベジタリアンから人気を集めています。
大豆アレルギーがある人は、必ず事前に掛かりつけ医にご相談ください。
コオロギプロテイン
コオロギプロテインは、英語名でクリケットプロテインと呼ばれています。食用コオロギは、タンパク質、食物繊維、ミネラル、ビタミンに富んだこれからの時代に欠かせなくなるスーパーフードです。コオロギプロテインに含まれているたんぱく質量は、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテインよりも多いとされています。
その他プロテインについてもお気軽にお問い合わせください。
グラスフェッドプロテインはオーガニック？
健康志向が高まり、より自然に近く安全な食べ物やプロテインを選びたい人は、増加傾向にあります。私たちの生活の中でオーガニックといえば、オーガニック野菜が身近ですが、オーガニックとは？オーガニックは無農薬なのか？解説していきます。
オーガニックとは？無農薬ではない
オーガニックとは、organic(有機栽培)を意味しています。有機栽培を無農薬栽培と認識している人が多くいますが、有機栽培は無農薬ではありません。
有機栽培とは、天然由来の農薬や肥料のみを使用し、農業環境を守ることを目的としているのがオーガニック(有機栽培)です。つまり、化学合成され作られた農薬や肥料を使用しないというだけで、栽培された物を人が安全に食べることを目的とはしておらず、化学由来の農薬や肥料を使用することで、田畑などの土壌、地下水汚染を防ぐことを目的としています。
オーガニック(有機)の定義から考えた場合、グラスフェッドプロテインはオーガニックとは呼べません。オーガニック穀物の餌を与えられて飼育された牛から作られたのがオガニックプロテインと考えることができます。
オーガニックプロテインという言葉の響きのみを見ると、グラスフェッドプロテインより優れている印象がありますが、檻の中でオーガニック穀物の餌を与えられて飼育された牛と、のびのびと歩き自然に生息している草を食べる牛のどちらから作られたプロテインを摂取したいか考えれば一目瞭然です。
高品質グラスフェッドプロテインをOEMで製造するポイント
オリジナルグラスフェッドプロテインをOEMで製造する際に鍵を握るのが、価格とロット数です。小ロットで製造すればOEMの費用コストを下げることができると思われがちですが、OEMで重要なのは小ロットは、お客様によって異なるということです。
小ロット数に目を向けすぎると価格が上がる傾向があるため、小ロット＝ロット数が少ないではなく、利益をしっかり得られることを前提に考える必要があります。
またOEMで製造した売れるプロテインに共通していることは、プロテインの商品コンセプトが明確である、美味しく飲みたくなるプロテイン、だまになりにくく溶けやすいことです。武内製薬では、自社グラスフェッドプロテインの処方だけでなく多くのOEM製造実績があります。
これからオリジナルプロテインを作ろうとお考えの人を武内製薬がサポートします。どんなプロテイン商品を作りたいか、ぜひお聞かせください。
