プロテイン

妊娠中・授乳中プロテイン飲んでも大丈夫?ダメな理由は?

妊娠前からプロテインを摂取していたが、妊娠中はプロテイン飲んでも大丈夫なのか?お腹の赤ちゃんのために妊娠中はプロテインを飲んだ方がよいのか?
授乳中はプロテインを飲んでも母乳に影響がないのか?気になる女性も多いでしょう。
妊娠中・授乳中にプロテインを飲んでも大丈夫なのか解説します。

妊娠中や授乳中にプロテインを飲んでも大丈夫?

結論からお伝えすると、妊娠中にプロテインを飲むことに問題はありません。タンパク質は、体をつくる細胞、筋肉、内臓、皮膚、毛身の毛、目、そしてホルモンバランスを整えるためにも大切な栄養素です。

しかしタンパク質の摂取は、食事を基本としましょう。プロテインでタンパク質が摂れるからといって、妊娠中や授乳中にプロテインを無理に飲む必要は、ありません。

つわり(悪阻)がきつく食事を摂れないなど、何かしらの理由があり食事が摂れない場合に、不足するタンパク質をプロテインで補うのがいいでしょう。



妊娠中や授乳中に摂取したいたいタンパク質量の目安

厚生労働省の日本人の食事摂取基準によるとと、成人女性は、1日50gのタンパク質の摂取を推奨しています。妊娠中期以降はプラスして多めにタンパク質を摂取することが大切です。

食品でタンパク質を摂取する

タンパク質を食事から摂取する場合、どんな食品を選んでどのくらいの量を食べればよいか、タンパク質を多く含む食品例とタンパク質量の目安をまとめました。
1つの食材から必要なタンパク質量を摂取するのではなく、さまざまな食品からタンパク質を補うのがおすすめです。

食品1食あたりの目安量1食あたりのタンパク質量
牛もも肉100g19.5g
鶏もも肉100g16.6g
鶏むね肉100g21.3g
鶏ひれ肉100g22.2g
紅鮭(生)1切れ(80g)18.0g
卵(鶏生卵:全卵)M玉1個(50g)6.1g
納豆1パック(40g)6.6g
牛乳コップ1杯(200ml)6.6g
ヨーグルト100g3.6g
白米・うるち米茶碗1杯(150g)3.8g
食パン1枚(60g)5.3g
スパゲッティ・マカロニ1人前(80g)10.3g
アボガド(生)1/2個(100g)2.1g
バナナ1本(100g)1.1g
ブロッコリー小房5個(50g)2.7g

参照:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

バランスよく栄養を摂ることが大切

妊娠中や授乳中にタンパク質はとても必要な栄養素ですが、体が必要としているのは、タンパク質だけではありません。炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルも毎日の食事から摂取することが大切です。

妊娠中や授乳中にプロテインを飲むときの注意点

妊娠中や授乳中のタンパク質や栄養素は、食事から得ることが基本になります。
食事からタンパク質を摂取することが難しい場合、プロテインを飲んでタンパク質を補うこと自体に問題はありませんが、注意点があります。プロテインを摂取する場合は、事前に医師に相談をしましょう。

タンパク質だけに頼らない

タンパク質は、長期間体内にとどまることはありません。タンパク質を過剰摂取したことによってお腹の赤ちゃんに影響は出ないとされていますが、妊娠中や授乳中の体に必要なのは、タンパク質だけではありません。

乳糖不耐症の人

牛乳を飲むとお腹を壊す、緩くなる人もいます。乳糖不耐症の人は、プロテイン原料で牛乳由来のプロテインは避けましょう。

ビタミンAに注意

プロテインにはアミノ酸やビタミンが配合されています。妊娠初期にビタミンAを過剰摂取ることで先天奇形のリスクが増加することもあるとされています。普段の食事から摂取する量であれば問題はありませんが、サプリメントやプロテインで積極的にビタミンAを摂るのは避けましょう。

ホルモンバランスによる変化

妊娠中は味覚が変わる、匂いに敏感になる、便秘にやりやすいなど、妊娠前と比較して身体に変化が起こります。プロテインの味や臭いが苦手だと感じだらプロテインを無理に飲む必要はありません。

大豆由来ソイプロテインは避ける

大豆には女性ホルモンに似た構造を持つ大豆イソフラボンが多く含まれています。妊娠中に大豆イソフラボンを摂取した場合の安全性は明確にされていないため、おすすめできません。大豆食品、魚、肉などの食品から摂取しましょう。

国内製造のプロテインを選ぶ

日本国内で製造されているプロテインと、海外製のプロテインでは、カロリー、タンパク質含有量が異なるだけでなく、成分が安全基準をクリアしていないプロテインもあります。妊娠中、授乳中にプロテインを飲むのなら、国内製造プロテインを選ら部ことをおすすめします。

妊娠中や授乳中にプロテインを飲んではダメな理由は?

妊娠中や授乳中にプロテインを飲んでは、ダメではありません。あくまでもタンパク質や栄養素は食事から摂取することが大切です。何かしらの理由があり食事から栄養を摂れないときのお守りと考えるのがよいでしょう。

妊娠前に習慣的にプロテインを飲んでいたため、飲まないことでのストレスが大きい。食事を食べられていない。などのケースにプロテインという選択肢がありますが、飲む前には、医師に相談しましょう。

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