CBD

CBDを子どもや未成年が摂取してもいい?年齢制限はあるの?

CBDの人気が高まる理由には、CBDに期待されているさまざまな効果です。CBDを子どもに摂取させたいと考えている家族もいるでしょう。CBDの使用は法律で禁止されていませんが、年齢制限があるのか気になる人もいるでしょう。
CBDを子どもが摂取してもよいのか、子どもに適しているCBD製品について解説していきます。

CBDとは?一体何なの?

CBDとは、Cannabidiol(カンナビジオール)の略語です。麻植物に含まれる大麻成分(カンナビノイド)の一種で、CBDを摂取しやすいように製品化したのがCBDオイルです。

カンナビノイドは、100種類以上発見されています。大麻成分というとマリファナのようにハイになったり、幻覚が見えたり、中毒症状があるのでは?と思われるかも知れませんが、CBDにはハイになったり、キマることも、中毒性もありません。

カンナビノイドの一種であるTHC(Tetrahydorocannabinol)がマリファナの主成分であり、ハイになったり、中毒性がありますが、日本でTHCは大麻取締法で厳重に規制されており、所持、使用をすると罰せられます。CBDにはTHCのような作用がなく、キマることもなければ、法律で禁止もされていません。

CBDに期待されている効果は?

CBDには多くの効果が期待されています。CBDは医薬品ではなく、サプリメントとしての位置になりますので、治療を目的に使用するのではなく、より、よい生活の向上としておすすめです。

私たち人を含めた脊椎動物は、ECS(エンド・カンナビノイド・システム)という生体の制御システムで、三大欲求と呼ばれる、食欲、睡眠、性や、痛み、免疫、感情、発達、老化、記憶、運動機能などをコントロールしています。
ストレスや栄養不足、ホルモンバランスの乱れなどによりカンナビノイドが不足することで、ECS機能が低下しすることで、疲れやすくなったり、本来の調子が出ないなどといった悩みが出てきます。

体内で不足したカンナビノイドをCBD(植物由来のカンナビノイド)で補うことにより、ECS機能が低下するリスクを回避することから、CBDに期待が集まっています。




子どもや未成年がCBDを摂取しても大丈夫?

CBDがADHDや難治性小児てんかんに有効という研究事例や、CBDがストレスや自律神経を整えるのに期待されていることもあり、子どもにCBDを摂取させたい、生活に取り入れたいと考えている人は多いでしょう。また、未成年本人がCBDに興味を持ち使用したいと思っている人もいるでしょう。

CBDは医薬品ではないので、サプリメント(食品)という位置づけになります。またTHCを含んでいないので、法律で禁止されてもいません。結論は、CBDは子どもや未成年が摂取することや年齢制限は、設けられていません。

CBDに対してさまざまな期待がされていますが、CBDはまだまだ未知なこともあります。大人より体格も小さく成長中の子どもがCBDを摂取する場合は、安全性に注意する必要があります。

CBDに副作用はある?

CBDを子どもに与える、摂取させる場合は、副作用についても知っておきましょう。
大人の場合でも、CBDを摂取した副作用として、口渇、吐き気、眠気、立ち眩みなどが挙げられています。

CBD製品を使用するなら厳し目が大切

日本では、CBDは合法ですが、THCは違法です。日本国内で製造されたCBD製品であれば、違法であるTHCが含まれたCBD製品は、考えられにくいのですが、国によって大麻の理解や使用基準が異なるため、THCが含まれているケースもあります。

もちろん海外で製造されたTHCが含まれるCBD製品を日本で所持、使用した場合は、子どもや未成年でも罪に問われます。そして、THCを摂取してしまうことで、体に悪影響を及ぼす危険があります。
CBD製品を購入する際に、しっかりと安全であることを確認しましょう。



3つのCBDの種類

CBDオイルなどに使用される、CBDのには、フルスペクトラム、ブロードスペクトラル、アイソレートの3種類があります。

CBDフルスペクトラム

大麻草に含まれている化学物がすべて含まれているため、CBDだけでなく危険なTHCも含まれている。THCは大麻取締法で禁止されています。このことから、日本国内で製造販売されているCBD製品のほとんどは、CBDフルスペクトラルが使用されていないと考えられますが、油断せずにしっかり確認することが重要です。
CBDフルスペクトラルを使用したCBD製品は、購入、所持、摂取することがないようにしましょう。知らなかった、気づかなかったでは、済まされず、法律により罰せられます。

CBDブロードスペクトラル

CBDフルスペクトラルから、THCだけを除去したもの。CBDブロードスペクトラルの定義は、CBDフルスペクトラルからTHCが除去され、CBDとそれ以外のカンナビノイドが一種類以上含まれていれば、CBDブロードスペクトラルとすることができます。

CBDアイソレート

大麻草からCBDを99%以上の濃度で分離した純度の高いCBDの結晶粉末。CBD以外の成分が含まれていないので、THCを摂取するリスクを回避するならCBDアイソレートがおすすめです。

CBDリキッドを使用したVAPEは未成年でもOK?

CBDリキッドは、CBDオイルと同様に、未成年が使用することを法律で禁止していません。しかし、CBDリキッドの使用方法が問題視されています。CBDリキッドはVAPEを使って、電子タバコを吸うように使用してCBDを摂取します。

CBDリキッドには、ニコチンやタールが使用されていないので、タバコとは異なるため、法律上では未成年であっても禁止はされていませんが、動作としては電子タバコの喫煙とほとんど同じことから、未成年が喫煙しているとみなされることもあるでしょう。

また、VAPEを使用することで、呼吸器に影響を与えることも否定しきれません。特に、未成年の場合は、まだ体が成熟していないので、安全性から考えると、CBDリキッドより、自己責任の下に、安全で高品質なCBDオイルを選ぶことがおすすめです。

CBD製品は安全性と品質が大切

今回は、子どもや未成年がCBDを使用するのに年齢制限があるのかについて、解説しました。法律上で禁止はされていませんが、CBD製品を選ぶ際は、CBD原料をしっかり確認することをおすすめします。

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