65歳以上になるとシニアとされる高齢期に入りますが、70歳まで現役で働く人、元気に趣味を楽しむセカンドライフを過ごしているシニア多くもいます。高齢期を元気に過ごすためには、健康に気を付け、体力を落とさないことが大切です。
プロテインは、運動や筋トレのサポートだけでなく、高齢者の食事のサポートとしてもおすすめです。今回は、高齢者にシニアプロテインをおすすめする理由をご紹介します。
高齢者が健康を維持するためには栄養が必要
健康を維持するために、これから運動を始めようと考えている高齢者に注意をして欲しいのが、体に栄養素が足りているかどうかです。必要な栄養素が足りていない、低栄養の状態だと、骨粗しょう症になりやすくなったり、健康のために行う運動でケガをしてしまうリスクが高くなります。
- 65歳以上の低栄養傾向:男性12.4%/女性20.7%
- 85歳以上の低栄養傾向:男性17.2%/女性27.9%
参照:厚生労働省発表「令和元年度国民健康/栄養調査結果の概要」
高齢者の低栄養が改善されないとどうなる?
- 体を動かするエネルギーが不足する
- 筋肉量の減少
- 体重の減少
- 内臓、骨、皮膚などのもとになる材料が不足する
- 内臓機能の低下
- 咀嚼力の低下
- 免疫力の低下
低栄養とは、文字の通り、体に必要な栄養素がえりていない状態です。タンパク質やエネルギーが不足することで、健康的な体をキープすることが難しくなります。
体内に栄養が不足すると、肝臓や骨、筋肉に蓄えられていた糖質いが体を維持するために使用されますが、その量はわずか約1日分といわれています。糖質の次に脂質やたんぱく質が体を維持するめに使われることで、筋力が減少し内臓機能の低下に繋がってしまいます。
また筋力が低下し咀嚼する力が衰えてしまうと、食べ物を噛んで食べたり飲み込む力が弱くなってしまいます。うまく食べ物や飲み物を飲み込めないときに咳き込むことがありますが、筋力が低下することで、咳き込む力も弱くなり、誤飲性肺炎のリスクが高まります。
高齢者にシニアプロテインがおすすめな理由

年齢と共に、体の衰えを感じている高齢者の多くは、筋肉量の低下や低栄養が原因だと考えられています。とくに高齢者は、タンパク質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンD、鉄、食物繊維、亜鉛などの栄養素が不足しています。
体を作る栄養素が不足し、体を動かす筋力も低下していことから、加齢とともに体の衰えを感じやすくなるのです。元気でハツラツとした高齢期を過ごすためには、適度な運動も必要ですが、不足している栄養素を補うことが大切です。
プロテインというと筋トレをしている人、ハードな運動をしている人というイメージがありますが、プロテインには、タンパク質をはじめ、健やかな体つくりに必要な栄養素が含まれているので効率よく摂取をすることができるので、高齢者にシニア向けプロテインがおすすめです。
- 階段の昇降が辛いと感じる
- 以前のような速さで歩けない
- 走るのが辛い
- ねんざや骨折などケガをすることが増えた
- 筋肉の衰えを感じるとき
高齢者がシニアプロテインを摂取するメリットとデメリット
簡単にタンパク質や不足している栄養素を補えるシニア向けプロテインは、若い人だけでなく、高齢者にもおすすめです。高齢者がプロテインを摂取するメリットと、デメリットについてチェックしておきましょう。
- 持病がある人、薬を服用している人は、プロテインを摂取する前に医師に相談しましょう。
- 筋肉量の増加
- 栄養素の補給
- むくみの改善
- 肌のツヤ
- 摂取量によって脂肪が蓄積する
- 内臓に負担が掛かる
- 便秘気味になりやすい
- 動物性タンパク質
- 植物性タンパク質
- ホエイプロテインコンセントレート(WPC)
- ホエイプロテインアイソレート(WPI)
- カゼインプロテイン
- グラスフェッドプロテイン
- ソイプロテイン
- ピープロテイン
- ライスプロテイン
高齢者がシニアプロテインを摂取するメリット
食が細くなったり、自炊する際に栄養バランスが偏ってしまうと、本来必要な栄養素が不足し低栄養になってしまいます。高齢者も栄養素の摂取は食事が基本ですが、不足している栄養素を手軽に補うことができるのがシニア向けプロテインの最大のメリットです。
シニア向けプロテインを高齢者が摂取することで、食事バランスのサポートをし、筋肉量の増加を期待することができます。また、体内でタンパク質不足が原因で起こるむくみの改善をサポーとしたり、肌のツヤがよくなり顔色が明るくなるといったことも期待されています。
高齢者がシニアプロテインを摂取するデメリット
高齢者がシニア向けプロテインを摂取する場合、摂取量をきちんと把握することが大切です。健康によかれと、プロテインを過剰に摂取してしまうとエネルギー過多になります。またプロテインの多すぎる摂取は、エネルギー過多から肥満をまねいたり、タンパク質の過剰摂取は内臓にも負担がかかるといわれています。
加齢により体力だけでなく、基礎代謝量、消費カロリーも低下するので、必要以上のプロテインを摂取してしまうと、体内で脂肪として蓄積してしまいます。高齢者がプロテインを摂取することで、タンパク質を補える嬉しいメリットがありますが、摂取したタンパク質を消化する際に腸内で発生する窒素を悪玉菌がエサにするため、プロテインを摂取することで腸内環境のバランスが崩れ、便秘になりやすくなる高齢者もいます。
高齢者に限ったことではなく、プロテインを摂取する量や頻度は、一人にとりの体格や体調に合わせることが大切です。
手軽に摂取できるプロテインの飲み方
プロテインは、粉末が一般的です。粉末のシニア向けプロテインを水や牛乳に溶かして飲むのが基本になります。プロテイン専用の計量スプーンで、プロテインのパッケージに記載されている規定量を計り、シェーカーに入れ、水または牛乳を加えます。
好みで豆乳やアーモンドミルクでプロテインを割る人もいます。粉末のプロテインをしっかり溶かしきるためにも、シェーカーを使用するのがおすすめです。
プロテインには基本的に味(フレーバー)がついています。ココア味、バニラ味、抹茶味、スポーツドリンク味などのドリンク系や、クラムチャウダーなどのスープ系も。自分の好みに合ったプロテインを楽しみながら見つけるのもおすすめです。
高齢者におすすめなシニアプロテイン原料の種類
シニア向けプロテインは、動物性タンパク質から作られた動物性プロテインと植物性タンパク質から作られた植物性プロテインの2種類に分かれます。
動物性プロテインの種類と特徴
●ホエイプロテインコンセントレート(WPC)
ホエイを濃縮膜処理法でろ過し、さらに濃縮し製造するため、濃縮乳清タンパク質とも呼ばれています。ミネラルや水溶性タンパク質が多く含まれ、体への吸収が速いのが特徴です。コンビニやドラックストアーなどでみかけることが多く、粉末以外にもプロテインドリンクやプロテインバーとしても多く販売されています。
ホエイコンセントレート(WPC)は、牛乳を飲むとお腹を壊しやすい日よ、乳糖不耐症の人にはおすすめできません。
●ホエイプロテインアイソレート(WPI)
ホエイプロテインコンセントレート(WPC)のタンパク質をイオン交換法でさらに分離させている分離乳清タンパク質です。ホエイプロテインコンセントレート(WPC)よりタンパク質含有量が多く脂質が少ないのが特徴です。
ホエイプロテインアイソレート(WPI)は、牛乳やホエイプロテインコンセントレート(WPC)を飲むとお腹を壊しやすい人にも試しやすいプロテインです。(※個人差があります)
●カゼインプロテイン
カゼインプロテインは牛乳から抽出された不溶性のプロテインで、摂取後の消化吸収率は、他の動物性プロテインとひかくすると緩やかで、低脂肪、低脂質なのが特徴です。
カゼインプロテインは熱に強く、熱変性の影響を受けにくいことから、温かい飲み物やスープ、などでプロテインを摂取したい人におすすめです。
●グラスフェッドプロテイン
放牧飼育でのびのびと飼育されている乳牛から作られたグラスフェッドプロテインは、健康志向、オーガニック志向の人に人気です。より、よいプロテインを求めている高齢者におすすめです。
植物性プロテインの種類と特徴
●ソイプロテイン
大豆タンパク質で作られたソイプロテインは、動物性プロテインや牛乳を飲むとお腹を壊しやすい乳糖不耐症の人にもおすすめなプロテインです。
カロリーが低く、消化吸収速度が緩やかで、動物性プロテインに劣らないアミノ酸スコア100が特徴です。
●ピープロテイン
ピープロテインは、エンドウ豆のタンパク質から作られています。タンパク質だけでなくビタミンB群、ビタミンEを多く含んでいます。ピープロテインには、疲労回復効果が期待されているアルギニンが多く含まれているのが特徴です。
●ライスプロテイン
私たち日本人に馴染みのある白米を粉砕して作られたライスプロテインは、ほんのりと白米の甘みを感じられ味にクセがないことからあらゆる世代の人に人気のプロテインです。ホエイプロテインよりカロリーが低く、食物繊維も多いことから初めてのプロテインにもおすすめです。
不足しがちなタンパク質をシニアプロテインでサポート
高齢者に注意が必要な低栄養素。食事バランスに気を付けていても必要な栄養素を必要な量摂取するのは、なかなか大変ですよね。
水に溶かして飲むだけで手軽にタンパク質や栄養素を補えるプロテインを活用しながら、無理のない高齢期の体づくりを心掛けましょう。
高齢者向けシニアプロテインをOEMで小ロットから開発
ハツラツとした高齢期を過ごしたい、何歳になっても自分の足で歩きたい。という高齢者にシニア向けプロテインは人気です。高齢者の健康と密にかかわる、クリニック、高齢者施設、シニア向けジムなどでも、高齢者向けのシニアプロテインのOEM開発が増加しています。
コンセプトに合わせたプロテイン原料と処方開発、高齢者に美味しく飲んでもらえるフレーバーをご提案いたします。















